【変化球】変化球の握り方、投げ方コツ~前田式変化球バイブル

こんにちは!!

ベースボールアカデミー「L・O・S」の代表を務めております元オリックスバファローズ投手の前田祐二です^^

今回は【変化球】についてです!

先に言っときますが、同じ変化球でもひとによって微妙に握り方が違います。

なのでこの通りにボールを握ってみてかからなかったら少しずつ握りをずらしていってみてくださいね^^

そうやって自分にしっくりくる自分だけの変化球が投げられるようになりますからね。

ここでは、ストレート系、カーブ系、スライダー系、フォーク系、スクリューを載せていきます。

変化球とは?

まずは変化球について少しおさらいというか勉強しておきましょうか。

そのほうが抑えられる確率は上がりますからね^^

まず、変化球っていうのは一般的にストレート以外の球種のことを言います。

カーブ、スライダー、カットボール、フォーク、シンカー、スクリュー、シュート、スプリットフィンガーファストボール(SFF)、ナックル、縦スライダー、スラーブ、ドロップ、チェンジアップなど多種にわたります。

ここで変化球に詳しいかたは「あれ?」っておもうかもしれませんが、あえて上記にのせていない変化球があるんですがわかりますか??

そうです。

ストレート系の変化球をのせていません^^

なんでかというと僕はストレート(フォーシーム)も変化球だと思っているからです。

ストレートを分けると、フォーシーム、ツーシーム、ワンシーム、ゼロシーム、ムービングファストボールなどあります。(ワンシーム、ゼロシームはほんとかな?って疑ってますが(^^;))

なぜストレート系も変化球に分類するかといえば、変化球っていうのはバッターのタイミングを外すために生み出された技術ですので、変化球の種類があふれている現代においてはストレートもその一つに分類されるべきだからです。

今大事なことを言いましたのでもう一度言いますね^^

変化球は打者のタイミングをはずすために生み出された技術である

覚えておいてください。

これがわかっていれば変化球を投げるときにいっぱい変化させるために力んだりすることがなくなるはずです^^

タイミングをずらせばピッチャーの勝ちなんですよ!

曲げたらいいってのは間違いです。

それでは変化球の握りに入っていきましょうか。

ストレート(フォーシーム)

まっすぐ進んでいくピッチャーの基本となるボールです。

回転数が多ければ多いほど重力に逆らえるので、伸びてくるように見えます。(実際は誰が投げても少し落ちています)

ピッチャーが投げるボールで1番速いボールです。

ツーシーム

ストレートよりも空気抵抗が大きく少し変化します。

外国人がよく投げる変化球です。

※シームとは縫い目のことで、ストレート系の変化球はボールが1周する間に何本の縫い目が見えるかで名前が決まっています。

なのでフォーシームは4本、ツーシームは2本となります。

カーブ

世間的に知られている変化球で、野球をしている人なら1番最初に練習する変化球ではないでしょうか?

投げ手と対角線方向に大きな弧をえがきながら進むボールで、球速は遅く曲がりながら落ちていきます。

スローカーブ

カーブと同じ方向に進みますが、カーブよりもさらに球速が遅く、打者はタイミングをとるのが非常に難しいボールになります。

スライダー

カーブよりも速く鋭く曲がりながら落ちる変化球です。

スラーブ

カーブとスライダーの間くらいの変化球で曲がり幅が大きい変化球です。

カットボール

フォーシームストレートとほぼ同じ速さで少しだけスライダー方向に曲がる変化球です。

バットの芯を外すのが主な目的です。

フォーク

ボールに回転をかけずに重力に従って急激に落ちていく変化球です。

少し上方向にふけてから落ちていきます。

スプリットフィンガーファストボール(SFF)

フォークよりも回転数が多く落ち幅が少ない変化球ですが、フォークよりもスピードがあり打者の手元で急に落ちるのでSFFの使い手は奪三振が多くなります。

軌道はストレートとほぼ同じなので見極めるのは非常に難しいです。

チェンジアップ

フォークよりかは落ちませんしSFFよりかは遅い落ちる系の変化球です。

腕の振りはストレートと同じにしないとあまり効果がありません。

フォーシームチェンジアップ

ストレートと同じ回転、同じ腕の振りで投げる変化球です。

ただ中指と薬指でフォーシーム回転をかけるのでスピードだけ15キロ~20キロ遅くなります。

目の錯覚を利用しますのであまり変化はしません。

スクリュー(※シンカー)

カーブとは逆方向に曲がりながら落ちていきます。

球速はスライダーくらいですが、腕を逆にひねって投げるので尋常じゃないくらい肘に負担がかかりますので、ケガしてもいいから結果を残したい人だけ投げてください。

小学生、中学生、高校生は投げないほうがいいでしょう。

野球生命が短くなる可能性があります。

※スクリューは本来スクリュー回転する変化球のことを言いますが、一般的には右投げはシンカー、左投げはスクリューと呼ばれています。

ではYouTubeをご覧ください。

変化球はもろ刃の剣

変化球を覚えることは非常に楽しいですし、使えば打者を打ち取れる確率があがることはまちがいありません。

ですが、よく知っておいてほしいことがあります。

変化球は不自然な腕のひねりかたをするので、肩や肘、手首にかなりの負担がかかります。

投げれば投げるだけケガをするリスクが高まっていってしまうということです。

ストレートだけで抑えることができるならストレートのみで勝負したほうがいいです。

変化球をどうしても投げたいなら念入りにストレッチをしてから投球を行ない、ピッチングが終われば必ず全身のケアをしてください。

まとめ

上記のYouTubeであげた投げ方は「僕の」握り方と投げ方であって必ずしも正解ではありません。

ピッチャーは自分で研究し自分に合った投げ方や握り方をおぼえていって初めて二流になれます。

それをマスターし昇華していって一流になります。

そこからさらに探求していくと超一流になれます。

まずは二流のピッチャーになれるように真似でもなんでもいいので色々試してみてください^^

それの手助けになればと思います。

広告