現在は100名規模の野球スクールの代表とネット野球塾「ベースボールアカデミーLOS」の代表を務めております、前田祐二です。
【実績】
・2017年~プロ指導者となり述べ1000名以上を個別指導
・セレクション(試験)がある強豪ボーイズリーグに多数輩出
・補欠から4番
・1年で球速20キロ以上UP
・ホームランを量産多数
・打率2割以上UP多数
言葉よー聞くけどなんのことかわから
へんなあ。
あーそれと、その「ヒッチ」と「コック」
の正しい動きと間違った動きも教えてんか
あ。
こういった疑問に答えます。
この記事では「ヒッチ」と「コック」の説明から注意点まで書いています。
記事を読み終えると、実際に試したときに間違いをおかすことなく挑戦でき、注意点まで理解できているので習得するのも早くなります。
ヒッチとコックとは?
ヒッチとコックは野球のバッティングで使われる技術のことです。
実際メジャーリーガーのバリーボンズ選手や、NPBでは中村剛也選手、山川穂高選手、丸佳浩選手などが使っていて、元中日ドラゴンズ監督の落合博満さんも「バッティングはこの2つだけできればいい」とおっしゃっているくらい重要な技術になります。
それでは1つずつ見ていきましょう。
ヒッチとは?
ヒッチとは、
スイング前にグリップの位置を上下に動かす予備動作
のことです。
この予備動作を入れることで次のメリットが得られます。
- タイミングがとりやすくなる
- パワーが生まれる
「タイミング」がとりやすくなるとは、ピッチャーの投球モーションに合わせて「1・2」と数えることができるということで、1でグリップを下げて足を上げ2でトップに持ってきて足を着く、となります。
「パワーが生まれる」とは落合さんの言葉を借りると「相手を平手打ちするときに予備動作なしでたたくのと、少し引いてたたくのではどちらが痛いか?を考えたらわかる」という説明をされていました。
わかりやすいですね。
※動画準備中
【3月15日追記】
コックとは?
コックとは、
スイング動作に入るときに手首を返す〈尺屈(しゃっくつ)撓屈(とうくつ)する〉こと
をいいます。
ただしコックだけを使って打っている選手はあまりみかけませんね。
なぜかというと、僕の推論ですが、単純に難しいからです。
プロ野球選手もほとんどがヒッチのみを使っています。
コックについては「野球初心者のためのバッティング講座~手首の使い方を知らないとちゃんと当たらない~」で詳しく解説しています。
【3月15日追記:動画】
ヒッチとコックの注意点
ヒッチもコックも野球のバッティング技術において使ったほうがいいものですが、注意点もあります。
これを知っておかないと逆に打てなくなってしまう可能性があります。
ヒッチの注意点
ヒッチをする際に気を付けたいのは下記の点です。
- 下げたグリップをしっかりトップまで上げてくること
- 構え遅れ、立ち遅れしないようにすること
ヒッチはグリップを下げてから上げるという動作をするので、そのときにちゃんとトップの位置まで上げずに打ちに行ってしまうと、
- バットが出てこない
- ヘッドが下がる
- 自分のスイングイメージとずれる
ということになってしまいます。
なので、早めに構えてピッチャーが膝を上げきったくらいでグリップを下げる動作をおこないましょう。
コックの注意点
コックは高等技術なので注意点ももちろんあります。
- ヒッチと同様タイミングが遅れないこと
- 手首をしっかりもどしてくること
- タイミングがずれると自分のスイングができなくなる
コックの注意点もヒッチと同様ですが、ヒッチとの違いはタイミングがずれてしまうと自分のスイングがほぼできない点です。
高等技術たるゆえんですね。
巨人の丸選手も「そうとう練習した」と言っているように一朝一夕では身につかない技術なので、試行錯誤と諦めないことが大切になってくるでしょう。
ヒッチとコックの解説おわり~習得するための方法~
最後まで読んでいただいてありがとうございます。簡単な説明に思うでしょうがこれくらいのほうが実は脳は理解しやすいんです。
ヒッチとコックを習得するためには、バッティングセンターで打つときも、ティーバッティングするときも、ロングティーするときも、トスバッティングするときも『1・2・3』を頭の中で数えましょう。
2のときにトップの位置にバットがあって体重が軸足側に残っている状態で踏み込んでいればオッケーです。
試行錯誤を繰り返してマスターしてくださいね(^^)/
また記事中に出てきたTwitterは僕が毎日更新している「野球指導系Twitter」になります。
Twitterでは、「バッティング・ピッチング・栄養・メンタル・やる気を出す・少年野球」など野球に関連する情報を発信しておりますので、興味があればのぞいていただき、気に入ればフォローをお願いいたします。