バッティングでボールに当たらない理由5選

前田祐二
元オリックスバファローズ投手
2009年 ドラフト4位(~2015)
1軍通算 7勝7敗4ホールド

2017年~2022年3月末まで福岡県全域で野球スクール「JBS福岡」の代表を務める(延べ1500名指導)

2022年4月より完全に独立し「前田ベースボールアカデミー(MBA)」を開校

教え子実績
・体験入学翌日 ヒット、ホームラン多数報告あり
・1年で球速15~20キロUP
・強豪校に進学 多数
etc

活動一覧
・スクール業
・SNS発信(Twitter更新)
・専用アプリによる動画分析指導
・パーソナルレッスン
・オンラインスカウティングのプラットフォーム事業「BASEBALL DREAMS」

 
しんばけん
バッティング練習してんねんけどなかなかボールに当たれへんねん。
ちょっと教えてくれへん??

チームに所属してるし、バッティングセンターにも通って練習してるけどなかなかボールに当たらない、練習では当たるのに試合になると当たらない。

そんな悩みありませんか?

この記事では、その原因となることを5つご紹介して、最後に動画を載せています。

さらに試合の時にバットに当たらない原因として考えられるメンタルのことを書いた別記事(最下部)も参照してくれたら、もう怖いものはなくなるでしょう。

バッティングでボールに当たらない理由5選

いきなり結論を言っちゃいます。

バッティングでボールに当たらない理由は次の5つです。

  1. 手と足が一緒に出ている
  2. ボールを見ていない
  3. 頭が動きすぎている
  4. 手首の使い方が間違っている
  5. 前腰、前肩が極端に動いている

では答えがわかったところで1つずつ説明していきましょう。

①手と足が一緒に出ている

まず打つときのことを想像していただきたいのですが、だいたい❶足を上げて❷足を着いて❸振っていますよね?

「ふむふむ、それくらいはわかるよ」

ですよね?

でも実はここに罠があります。

❶❷❸の順番だけでは間違える可能性があるのでもう1つ順序を加えてあげないといけません。

正しくは、①足を上げる➁足を地面につく③振り始める④打つ、です。

バットに当たらない選手は【足を出すのと同時に振り始めて】います。

大事なのは、必ず足を地面に着いてから振り始める、ということです。

振り始めるよりも一瞬早く足が地面につくことで、ボールがどこに来たかを判断できる時間を作れるんです。

だから足と手が同時に動いてしまうとボールを見る時間がないので当たらないということですね。

➁顔がすぐに背中側にむいてしまう

これは良く聞くことだとおもうのですが、「ボールをよくみろ」ってやつによく似ています。

でも実際はボールが当たるインパクトの瞬間なんか見れないんですよね。一瞬なんで。

ただピッシャーが投げてきたボールのボール軌道は見ないといけません。

ここでワンポイントアドバイス!!

ボールを肩越しで見ましょう!

は?

ってなると思うんですが簡単です。

構えたときに、前の肩ごしに投手を見ると思うのですが、それを踏みこみ足が地面に着く瞬間くらいまで、その形を維持しましょういうことです。

この形ができたら、あとはボール軌道をイメージし、インパクトの瞬間をじっくり見るんじゃなくて、インパクトするあたりのところをふわーっと見て振ればOKです。

③頭が動きすぎている

バッティングを上達させる1番大事なポイントでもありますが、「バッティングのときは頭を動かさない」ことがとても大切です。

なぜなら相手が投げてくるボールは投げてきてるので動いていますよね?

それを頭が動いた状態で打ちにいっても「動いてるVS動いてる」になってボールをとらえるのが非常に難しくなります。

だからどっちかを止めて、「止まってるVS動いてる」にしないといけません。

投げてくるボールは魔法でも使えないかぎり止められないので、止めるとしたら自分しかないわけです。

で止まる方法は?

って聞かれたら頭を動かさない、ってことになるわけです。

原理がわかったところで頭を動かさない方法は?

っとその前に、こんだけ頭を動かさないって言ってきましたが、実はどうしてもちょっとだけ動いてしまいます。

それは踏み込んだ時です。

だから動かさないのは「踏み込んだ後」のことになります。

で、バッティングの時に頭を残す練習方法はというと、とてもシンプルです(^^)

踏み込んだところの頭の位置を覚えておいて、その体の真正面(ホームベースの方向)の目線の高さに目標物を作り、それをずーーっと見ながら振る、これだけです。

こうすることで頭が動くとその目標物が目線から外れるので本人もわかりやすく自覚しながら練習できるようになります。

④手首・手の使い方が間違っている

バットを振るときに使う手首の動きは「コック」といわれる技術です。

剣道の面を打つときの振りかぶってから竹刀を打ちおろすまでの手首の動きがそうなんですがイメージできますか?

バットを振る時は、竹刀を振りかぶる時の「手首の形」で振り始めるのが1番スムーズに振れます。

それが「コック」のときの手首の使い方になります。

もう1つがバットを握っている下の手の使い方なんですが、ボールをその手でチョップしていくような意識で動かしてください。

「え?そんな動かし方したらめっちゃダウンスイングになるやん!」

ごもっともな意見です!!そう思ったかたはスイングをすごくイメージできています(^^)

でも安心してください。

スイングするときは、身体は少し傾いています(キャッシャー側の肩が下がる・キャッシャー側の脇腹が縮まる)ので、バット軌道はフラットになります。

こうなることでボール軌道にバット軌道が乗りやすくなり、「線VS線」となります。

なので、思いっ切って、バットを握っている下の手は、

ボールに向かってチョップしていってくださいね(^^)/

これを徹底するだけで、今までより簡単にバットに当たるようになります。

⑤前腰、前肩が極端に動いている

これは初心者がよく陥る動きになります。

最初に❶で足を上げて❷で足を着いてから❸で振り始めて➍で打つって言ったと思いますが、その❷の「足を地面に着く」状態の時が重要になります。

このとき踏み込んだ状態ですが、そのときに体重が踏み込み足の太ももの内側(内転筋)に乗っていることが大切になります。

これが逆にそこに乗っていないと、頭が前に突っ込み、腰が前に出て、体がこれでもかってくらい開いて、インパクトする前に明後日の方向を向いてしまいます。

振り方としては、【足を上げて、足を着いた時に、頭が軸足の膝の内側の真上にあり、着いたらそのまま回転する。そのときにインパクト周辺を見ておく】って感じです。

じゃあ実際に、踏み込み足の内転筋に体重を乗せるにはどうすればいいか?

これは地面にあるボールを打つと想像してもらうとわかりやすいです。

めちゃくちゃ低い球を打とうとしたら、腰はボールのほうを向いていないと打てませんよね?

これは見てるよりも実践してもらったらわかりやすいとおもうので、超低めを打とうとしてください。

どうなりますか??

腰は必ずインパクトのほうをむいているはずです。

これが前足の内転筋に体重が乗っている状態です。

高め・低め・アウトコース・インコースを打つためには、前足の内転筋が働かないと打てない!と覚えておいてくださいね(^^)/

もしどうすればいいかわからない、もっと詳しく知りたい、バットにボールが当たるようになりたい、という方は、動画指導の無料体験をしていますので、そこで実際の映像と音声を加えて、お伝えさせていただきます。

動画指導って何?効果あんの?とおもったかたは下記の記事をお読みください(^^)

実際に受けられている方の感想も見れますし、2分もあれば読めますので、ご自身の目で確かめてください。

まとめ

①~⑤を頭で理解してイメージできれば自分でもバッティングフォームを理解できるし、誰かに教えることも可能です。

さすがに文字だけでは無理なのでイメージしやすいように通常の64分の1のスピードのバッティング動画を載せておきますので是非ご覧ください。

ツイートの文章はちょっと難しいですがそこは無視していただいてもなんら問題ありません!(^^)!

それでは失礼します。

>BASEBALL DREAMS

BASEBALL DREAMS

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