バッティングの体重移動について~SNSを使った動画説明~

こんにちは!

現在100名規模の野球スクールとオンラインスクールの前田祐二式ベースボールアカデミー「LOS」の代表をしております元オリックスバファローズ投手の前田祐二です。

現役の野球プロコーチとして基本的には小中学生を指導しており、SNSでは高校生、大学生、社会人、独立リーグの選手へアドバイスをしております。

毎年300人以上を個別指導しており、県選抜・市選抜・地区選抜選手を多数輩出し、セレクションのある全国常連の強豪ボーイズリーグへも多数入団が決まっています。

今回はその指導者としての経験とプロ野球の人脈を使い学んだ経験をもとに「バッティングの体重移動」についてお伝えしていきます。

バッティングの体重移動について

結論から書いていきます。

  • 体重移動とは軸足から始まる
  • 軸足で地面を押す「地面反力」が大切
  • 踏み込んだときのかかとと軸足のヒザにフォーカス
  • 踏み込み足の内転筋(太ももの内側)で止める

ちょっと難しい言葉が出てきてますが1つずつわかりやすく説明しますんで読み進めていってください。

軸足で地面を押す「地面反力」について

地面反力って言葉は聞いたことありますか?

床反力とも呼ばれますが、簡単に言うと【足裏で地面を押す力】のことです。

どんな動きかは先日のTwitterで動画を出していますので下に貼りますね。

左足で地面を押してる動きが「地面反力をもらってる」動きになります。

歩く・走るといった動作も地面反力によるものなのでそっちのがイメージしやすいかもですね(^^)

バッティングの体重移動やピッチングの体重移動、守備の送球での体重移動はすべてこの地面反力が大切で、合わせてこのツイートにもある股関節に体重を乗せる動きも大事になってきます。

軸足股関節などの動きに関しては詳しく別記事で説明していますのでそちらを参照してください。

踏み込んだときのかかとと軸足のヒザ

バッティングの体重移動は「踏み込み足のかかと」と「軸足のヒザ」のシンクロが必要になります。

どういうことかというと、踏み込んだときって「踏み込み足の親指」から地面につきます。

で、着いた瞬間は一瞬ですが「踏み込み足のかかと」が浮いていますので、それを地面に「ガンッ!」と強くおろしていきます。

このときに「かかと」を地面におろしたと同時に「軸足のヒザ」を前方に動かします。

これがシンクロの正体です。

※実はこの「かかとを着く」のも地面反力が起こっているため強く踏み込むことが大切です。。

わかりやすくするために動画をTwitterで紹介しています。

https://twitter.com/N2BBj58WguVliY1/status/1217667296052707328

この動画のように1・2・3回目で振るようにすればわかりやすいです。

スタートポジションは「かかとが上がっている状態」からで、1・2のときは「かかとをおろすと同時に軸足のヒザを前方に動かし」て、3で「ヒザを動かすと同時に肘をいれてバットを振る」というのを連続で行ってください。

だんだん感覚がでてきます。

ただし!!

次の動きにも気を付けてください。

踏み込み足の内転筋(内もも)で止める

地面反力を強くすればするほど、身体が前のめりになりやすくなります。

それが体が突っ込んだ状態です。

さきほどの練習のときもそうですが、ピッチャー方向に動く動作(並進運動)をしたら、それを踏み込み足の内ももで止めないといけません。

並進運動を内ももで止めることでスイングの回転運動が強くなり飛距離が出るので、踏み込み足の内ももは非常に大切な場所になります。

先日これに関してもツイートしました。

スーパースロー動画なので今までの説明を読んでいただいていれば分かりやすいかと思います。

ではダメな動きはどんなものなんでしょうか?

ダメなバッティングフォームは?

さきほどのツイートとともにダメなものもツイートしたので2個目のほうを見てください。

https://twitter.com/N2BBj58WguVliY1/status/1217669029948612608

こういう感じで踏み込み足が崩れてしまって、せっかく軸足で生み出したパワーが逃げてしまっています。

こうならないために内ももで止めることが必要になります。

その練習方法は「逆一本足」打ちです。

名前のとおり軸足が浮いて踏み込み足1本の状態で打つ練習方法ですが、かなりいい練習ですので試す価値ありです。

これをした後に普通に打つと内ももでストップできてる感覚が自覚できます。

まとめ

今回お伝えしたことをまとめます。

  1. 軸足の足裏で地面を押す「地面反力(床反力)」について
  2. 「踏み込み足かかと」と「軸足ヒザ」のシンクロ
  3. 踏み込み足の太もも内側(内もも)の重要性

この3つについて書いてきました。

バッティングの体重移動について細分化してお伝えしてきましたが、実際僕のスクール生にも練習させてきてほぼ全員これで結果が出ていますので間違いはないかと思います。

最後に動画だけではわかりにくいかたもいるかと思いますので、連続写真で「地面反力~踏み込み」までをご紹介します。

左上から1・2・3・4、左下から5・6・7・8の順

7枚目に関しては開いてるように見えますが、内ももで踏ん張りながら踏み込み足ヒザを伸展(伸ばす)させてくるときの動きなので開いてはいません。

動画と画像とで「バッティングの体重移動」を頭の中にイメージしていただけたら幸いです。

それでは最後までお読みくださりありがとうございました、またお会いしましょう、さようなら。

また記事中に出てきたTwitterは僕が毎日更新している「野球指導系Twitter」になります。

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