こんにちは!
毎年300人以上の個別指導をおこなっている現役の野球プロコーチで、元オリックスバファローズの前田祐二です。
今は前田ベースボールアカデミーLOS(エルオーエス)とジュニアバッティングスクール福岡の代表を務めております。
今回はバッティングの軸足について解説していきます。
超簡単!バッティングの軸足で気を付けるべきこと3選
いきなり結論いいますね!
☆バッティングの軸足で気を付けること☆
- 軸足股関節に体重を乗せる
- 軸足ヒザが折れ曲がるタイミング
- 軸足かかとの位置
これだけです(^^)
無意識に3つできるようになればそれなりの高い打率を残すことができます。
それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。
軸足の股関節に体重を乗せる
まずお聞きしたいんですが「軸足の股関節に体重を乗せる」という意味がわかって、尚且つ実践できてるなあって思いますか?
理解して自分でもできてるなら飛ばしてくださいね!
以前僕はこんなことをツイートしました。
Twitterでも言ってますが、股関節に体重を乗せるという行為は、打撃、投球、守備、すべての野球の動きに必要です。
股関節に乗ると、地面から「地面反力」といって地面を押したときに地面から返ってくる力が大きくなります。
ということは自分の推進力も高くなりますから、強く速いスイングができるし、力強いフォームで投げることができるし、華麗で素早いフィールディングができる、ということです。
では逆に股関節をうまく使えていない選手はというと、ふとももの前に力がかかっています。
ふとももの前の筋肉は別名「ブレーキ筋」と呼ばれていて止まるときに使う筋肉になりますので、推進力とは真逆のパフォーマンスになってしまいます。
だから野球がうまくなりたいなら、まずは股関節に乗る感覚を身につけないといけないと言えるでしょう。
話をバッティングの軸足にもどしますが、バッティングこそ特に飛ばす力が必要なので必ず習得しておきたい技術の1つですね。
上記のTwitterの練習方法をお試しください。
軸足のヒザが折れ曲がるタイミング
「軸足のヒザなんか意識したことなんかねえよ」
って感じだと思います。
これについても以前こんなツイートをしました。
このツイートは踏み込んだあとの説明をすべて行っていますが、ここで注目してほしいのが中盤当たりの文章、
『かかとを地面に着くと同時に後ろ膝とバットをピッチャー方向に持ってきます』
というところ。
後ろ膝=軸足のヒザ、のことですから軸足のヒザが内側に折れ曲がってくるタイミングは、踏み込み足のかかとが着いたタイミングということです。
ということは、【軸足のヒザはかかとが地面に着くまで曲がってこない】と言い換えることができますね。
ここで大事なのが、先ほどお伝えした軸足の股関節に乗る、という動きです。
これができていれば軸足の膝は足が着くまで同じ角度で保つことができますので、一緒に練習してみてください。
軸足のかかとの位置
ここでも以前のツイートを引用させていただきます。
このツイートの説明のとおりなんですが、軸足のかかとの位置がTwitterの画像で言う右上の画像「青い点線よりかかとが後ろにある状態」になっている選手が非常に多いです。
この状態は、体重移動がまったくできていない状態なのでほぼほぼ手の力だけで振っていることになります。
ということは飛ばないですね。
飛んでたとしても打率が低く打ち損じも多いはずです。
練習方法としては、軸足のかかとの位置にペットボトルか何かおいて、スイングしたときにそれを倒さないようにする、っていうのが最善で簡単です。
まとめ:実は・・・
実はこの3選で選んだ動きはすべて連動します。
股関節に体重が乗る→ヒザが止まる→かかとが地面に着いたら膝が前に動く→かかとが上がる、っていう流れになります。
練習する順番としてもこの順番がいいと思いますので、是非1つずつ試していってもらえればと思います。
またここに出てきたTwitterは僕が毎日更新しています「野球指導系Twitter」になります。
ここでは野球の技術のことからメンタルに至るまで様々な情報を発信していますので興味があればのぞいていただいて、気に入ればフォローをお願いいたします(^^)