ピッチングフォームについて~この2つができれば140km/hが出せる~

こんにちは!

現在100名規模の野球スクールとオンラインスクールの前田祐二式ベースボールアカデミー「LOS」の代表をしております元オリックスバファローズ投手の前田祐二です。

現役の野球プロコーチとして基本的には小中学生を指導しており、SNSでは高校生、大学生、社会人、独立リーグの選手へアドバイスをしております。

毎年300人以上を個別指導しており、県選抜・市選抜・地区選抜選手を多数輩出し、セレクションのある全国常連の強豪ボーイズリーグへも多数入団が決まっています。

今回はピッチングフォームについて中・上級者向けのお話をさせていただきます。

ピッチングフォームについて

よく僕のTwitterにこんな質問が寄せられます。

『ピッチングフォームを見てもらえませんか?もう少し強い球が投げたいんですけど・・・』

どう投げるのが正解で、実際どうしたらいいかわからない、という悩みをお持ちのピッチャーは多いと思います。

実は、「ある2つの場所」ができれば140km/hくらいの強い球が投げられるようになります。

もちろん年齢や肩甲骨など他の部位の可動域や柔軟性によって差は出ますが、この2つの場所が良くなれば現在よりも強い球は投げられるようになります。

なぜなら、プロ野球選手とアマチュア選手の差が出るのが、その「2つの場所」だからです。

この記事では、Twitterや画像を使って分かりやすく解説していきます。

記事を読み終えると、今後どういうピッチングフォームを目指せばいいかが明確になりますので最後までお付き合いください。

ピッチングにおいて大事な場所

結論から書いていきます。

  1. 股関節の外旋筋群を効かせた軸足のヒザの動き
  2. 胸郭のしなりを使う

言葉では難しいこと言ってますが、こういう難しい人体の構造的な説明をすると、やんややんや言ってくる専門の人がいますので、元プロ野球選手のプレーヤーらしくあなたが感覚的に理解できるように視覚に訴えかけながら説明していきます。

それでは順番に説明していきます。

股関節の外旋筋群を効かせた軸足のヒザの動き

まずどんな動きかを画像を使って説明します。

金子千尋選手フォーム

金子千尋投手の写真ですが軸足のヒザがほとんど動いていないのがわかるかと思います。

この形になるには3つの工程があります。

股関節に体重を乗せる

股関節に体重を乗せる動作はスポーツをやるうえで必須の動きになります。

この方法については過去に詳しく載せていますのでそちらをお読みください。

では股関節に体重が乗せれるようになったら次はお尻の筋肉を使うフェーズに移行します。

お尻の筋肉を効かせる

お尻の筋肉といってもどの部位か分かりませんよね?

実は感覚的にはざっくり「お尻の筋肉」で伝わるんですが、せっかくなのでここでは正しい筋肉の名称と場所をお伝えしますので、次の画像を見てください。

右側6つ:股関節の深層外旋六筋

この画像の通りの場所で、ピッチャーに大事なのが軸足のほうの外旋筋群です。

ではここを感覚的に知るためのトレーニングはというと、こんな感じです。

感覚で外旋筋群がどこか分かったと思うんですが、実は良いピッチングフォームにするためには、ピッチングのときにかかる負荷と同様の負荷をかけてトレーニングしたほうが効率的です。

先日Twitterでこんなトレーニングを出したので見ておいてください。

これは股関節に乗る練習にもなりますので是非自分で試して試行錯誤してください。

YouTubeなどで出てるトレーニングの仕方は、ピッチングレベルの負荷がかからない単調な動きの練習なので、自分でピッチングフォームに近い形で効かせられる上記のTwitterのようなトレーニングを考えてやるといいと思います。

軸足のヒザの固定

ここまでの2つの工程をクリアしたらあとは意識付けするのと、イメージをすれば勝手に3つ目はできるようになります。

もう一度金子投手の画像を貼りますね。

金子千尋選手フォーム

股関節に体重が乗ってお尻の筋肉が効いていればこの軸足の形になるんですが、このときどこをどのように意識すればいいかまとめますね。

  1. 膝がつま先方向に移動しないようにする
  2. お尻を少し後ろに引く

これだけでオッケーです。

スクワットするときと同じ形ですね。

そして140km/h出すために大事なのがもう1つあります。

この形をキープしたままキャッチャー方向に移動(地面反力を使って並進運動)することです。

地面反力についてはバッティングの記事で説明していますのでマスターしたければあとでお読みください。

以上の3つの知識があれば「股関節の外旋筋群を効かせた軸足のヒザの動き」ができるようになります。

  1. 股関節に体重を乗せる
  2. お尻の筋肉を効かせる
  3. 軸足のヒザを固定する(地面反力で並進運動も行う)

胸郭のしなりを使う

まず胸郭の場所をお伝えします。

次に胸郭がしなっている動きの写真を載せたツイートをご紹介しますが、このツイートの答えがこの記事の通りです!(^^)!

https://twitter.com/N2BBj58WguVliY1/status/1229246755419697152
真ん中左から下段左までの4枚が胸郭がしなっている

これを見ていただけたらわかるかと思いますが、胸郭とは「木の板」みたいに堅い板ではなく、筆記用具の「下敷き」のようにグワングワンしなるものだというイメージを持ってください。

わかりにくければ「弓矢を引く」ときの弓をイメージしていただけたらと思います。

弓を強く射ろうとしたらギューッと弦を引きますが、そのとき弓はかなりしなっています。

これがしなればしなるほど強い矢を放つことができますが、これが胸郭のしなりと球速の関係です。

イメージを持っていないと胸郭をしならせることができないので、鮮明にイメージしてくださいね。

野球のトレーニング主にピッチングのエクササイズ方法を詳しく載せられている、トレーナーの高島さんのYouTube動画が1番参考になりますので見てください。

ただやるんじゃなく胸の骨1つ1つが動いている、しなっているという深い意識をそこに集中させてください。

冗談抜きで意識があるとないとじゃ天と地の差があります。

またリアラインという道具を使ったエクササイズもありますが、これは持っている人は少ないかもしれませんので、ガチでやりたい人だけ購入する(10万くらいします(^^;))か完備している整骨院やトレーニングルームに行きおこなってください。

目的をしっかり持ち正しいイメージをして行うと結果も早め出るかと思います。

股関節と胸郭の連動性

ここで残念なお知らせなんですが、胸郭だけしなるようになってもお尻の外旋筋群が使えていないと胸郭は正しく動いてくれません↓↓

僕の独立リーグの時の連続写真ですが、このときは外旋筋群の力が抜けてしまって、ニーイン(軸足ヒザが内側に折れ曲がる動作)が早く上体が前に突っ込んでしまっているため、胸郭が正しく動いていません。

だから球速も140km/h前後にとどまりストレートも弱いシュート回転していました。

右上から真ん中3・4・5枚目の軸足に注目:お尻の筋肉が使えていない

このことからも、まずは股関節まわりの動きを重点的に修正していき、同時に胸郭のエクササイズも行うのが最善策かなと思います。

まとめ

長くなりましたので簡潔にまとめます。

  • 股関節に体重を乗せる
  • お尻の外旋筋群を効かせる
  • 軸足ヒザを固定する(つま先方向に膝を出さずにお尻を後ろに引く)
  • 膝を固定しつつ、地面反力を使い並進運動を行う
  • 胸郭は弓矢のようにしなるイメージを持つ
  • 胸郭の骨1つ1つが動いている意識をする
  • 股関節の外旋筋群と胸郭の連動性を知る

これであなたも140km/hが投げられる知識を得ましたのであとはやるだけです。

140km/hにいかなくとも今よりは確実に強い球を投げられるようになりますので、3~6カ月は継続して練習にはげんでください。

早い人だと2週間から1カ月で変化が出てくるので上手くなりたいならやりましょう。

また記事中に出てきたTwitterは僕が毎日更新している「野球指導系Twitter」になります。

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