こんにちは!!
ベースボールアカデミーLOS(エルオーエス)の代表、JBS福岡の代表を務めております元オリックスバファローズの前田祐二です^^
今回は「野球のルールを覚えよう」ということで、野球のことがいまいちわからない方や選手にむけて、野球をするうえで大事な実践的なルールをわかりやすく書いていきますね(^^)
基本のルール
野球は基本的に「9人VS9人」で試合をし、9回の攻防をしてより多く点を取った(ホームベースを多く踏んだ)ほうが勝ちとなります。
9回で決着がつかなければ延長戦に入り、リーグで規定されている回まで戦います。
最終回までいって決着がつかなれば、引き分けになったり、少年野球だとじゃんけんで決めたりします^^
この「回数」のことを『イニング』といったりします。
なので9回のことを9イニングと言い換えて話すことが多々あります^^
- 野球は9人VS9人で行う
- 9回の攻防でより多く点を取れば勝ち
- 回数のことをイニングと言い換えることがある
※イニングに言い換えるときは
「先発ピッチャーは5イニング投げました」
「4イニング目は三振が多かった」
というような言い方をし
「4イニングは5点入った」
とかは言いません。
「4回に5点入った」
といいます。
スコアボードを見て覚えよう
まずは実際の野球のスコアボードを見てみましょう^^
とりあえずこのスコアボードで簡単に言葉の説明だけしていきますね^^
この場合は「紅組」は『先攻』で「白組」が『後攻』となります。
左側の1番上にある『1~9』は打順で、選手名の上の数字は『守備位置』を表しています^^
※守備位置については後述
そして真ん中の『S・B・O』は『S』がストライク、『B』がボール、『O』がアウトの頭文字で、ストライクが3つで『三振』となり、ボールは4つで『フォアボール』、アウトが3つで『チェンジ』となります。
そして『H』はヒット、『E』はエラー、『Fc』はフィルダースチョイスの頭文字です。
そしてスコアボードの右側の1番上の『1・2・3・4・・・・』は回数(イニング)のことを表し、紅組の1は『1回表』、白組の1は『1回裏』といいます。
- スコアボードの上に表記されるチームは『先攻』下に表記されるチームは『後攻』となる
- 『S・B・O』はストライク、ボール、アウトのことである
- 『H・E・Fc』はヒット、エラー、フィルダースチョイスのことである
- 先攻チームは『表』、後攻チームは『裏』となる
野球用語を覚えよう
さっき出てきた野球用語についてわかりやすく説明しますね^^
三振・・・攻撃側のバッターがストライクを3回とられることを言います。
空振り三振・・・3ストライク目をバッターが空振りしてアウトになることを言います
見逃し三振・・・3ストライク目をバットを振らずにストライクを取られたときのことをいいます。
フォアボール・・・守備側のピッチャーが3ストライクを投げる前に、ボールを4回投げてしまうことを言い、その場合バッターは1塁に出塁することができます。
チェンジ・・・1イニングの間に3人がアウトになるとチェンジとなり、攻撃と守備が入れ変わることを言います。
ヒット・・・バッターが打ったボールがフェアゾーンに入っており、なおかつ守備側が1塁ベースを踏むよりも早く、バッターが1塁ベースを踏むことをいいます。※守備については後で詳しく説明します
エラー・・・守備側が誰が見ても捕れるだろうという打球を捕れなかったり、変なところに投げてしまったりして、バッターに出塁を許したときのことをいいます。※基本的に記録員の判断にゆだねられます
フィルダースチョイス・・・例えばランナーが1塁にいる場面で、バント守備などで、2塁に投げたら間に合うと思い送球するもセーフになり、なおかつバントをしたバッターもセーフになったときなどに使う用語。
守備側の判断ミスでオールセーフになったときによく使われます。
※エラーの場合はエラーが優先的に記録されます。
守備位置を覚えよう
まずはわかりやすく画像を見てもらいましょう^^
さきほどのスコアボードの選手名の上の数字を覚えてますか?
あれは守備位置を表していて、上の図の番号と同じようになっているのでこのまま覚えてくださいね(^^)/
守備名はカタカナ表記の名前を覚えれば大丈夫です^^
漢字のほうの呼び方は普段あまり使いませんし、使うとしても投手と捕手くらいですかね。
そして守備番号の『1~6』をまとめて『内野手』、『7~9』を『外野手』と呼びます。
これは覚えておいてください^^
- ピッチャー(投手)のことを表す数字
- キャッチャー(捕手)のこと 〃
- ファースト(一塁手)のこと 〃
- セカンド(二塁手)のこと 〃
- サード(三塁手)のこと 〃
- ショート(遊撃手)のこと 〃
- レフト(左翼手)のこと 〃
- センター(中堅手)のこと 〃
- ライト(右翼手)のこと 〃
- 1(投手)2(捕手)3(一塁手)4(二塁手)5(三塁手)6(遊撃手)をまとめて『内野手』と呼ぶ。
- 7(左翼手)8(中堅手)9(右翼手)をまとめて『外野手』と呼ぶ。
守備に関係のある用語やルールを覚えよう
さきほどの守備位置を表記していないバージョンの画像ですが、ホームベースからファーストベース(1塁ベース)に向けて伸びている線を『1塁線』と呼び、逆にサードベース(3塁ベース)に伸びている線を『3塁線』と言います^^
そしてその『1塁線』と『3塁線』の内側(選手がいる側)を『フェアゾーン』と言い、外側(選手がいない側)を『ファウルゾーン』と言います(^^)/
『ファウルゾーン』に飛べば『ストライク』カウントが1つ増えますが、すでに2ストライクの場合はそのまま2ストライクから続行となります。
ここまで大丈夫ですか??
こんがらがってないですか?笑
続けますよ~!!
そしてホームベースの左右にある四角いボックスは『バッターボックス』と言い、攻撃側のバッターは左右どちらかのボックスの中に立たなければいけません。
バッターは『フェアゾーン』に打つと『1塁ベース』に向けて走ります。
守備側は、バッターが『1塁ベース』に着くよりも早く、ボールを『1塁ベース』まで届けなければなりません。
どっちが早く着くか競争するってことです!(^^)!
バッターのほうが早ければ『セーフ』となり、遅ければ『アウト』となります。
- ホームベースから塁上に伸びた線を『1塁線』『3塁線』と呼ぶ
- 1塁線、3塁線の内側(選手がいる側)を『フェアゾーン』と呼ぶ
- 逆に外側(選手がいない側)を『ファウルゾーン』と呼ぶ
- バッターが打った球が『ファウルゾーン』に飛んだ場合、『ファウル』となりストライクカウントが増える
- すでに2ストライクの場合は、2ストライクのまま続行となる
インフィールドフライについて
『インフィールドフライ』とは、無死(ノーアウト)または一死(ワンアウト)で、ランナーが1・2塁または満塁のときに、バッターが内野手がとれるであろうと判断されるような飛球(フライ)を打ち上げた場合に適用されるものです。
なぜこんなややこしいルールがあるのか?
実はこのルールがなければ、守備側がわざと落としてゲッツーをとるようになってしまうからです。
そうするとランナーがたまっている状態で内野フライを打ってしまうと、ほとんどの場合、ゲッツーやもしかしたらトリプルプレーになってしまい試合にならなくなってしまうので、『インフィールドフライ』は結構重要なルールと言えるでしょう(^^♪
『ゲッツー』・・・1つのプレーで2アウト取ることをいいます。
例えば、三振と盗塁アウトなど。
『トリプルプレー』・・・1つのプレーで3アウト取ることをいいます。
例えば、無死1,2塁の場面で、バッターがサードゴロを打ち、サードがサードベース(3塁ベース)を踏み、2塁に送球しセカンドが捕ってセカンドベース(2塁ベース)を踏みます。その後、ファーストベース(1塁ベース)に送球し、ファーストが捕球しファーストベースを踏むとトリプルプレーの完成です(^^)/
※めったにないようなプレーです。
ゴロとフライについて覚えよう
野球には『ゴロ』と『フライ』があります。
守備のとき、『ゴロ』がとんでくると『ファーストベース』に投げないとアウトになりませんが、『フライ』の場合ノーバウンド(地面に着く前)でボールを捕るとその時点でアウトが宣告されます^^
またランナーがいる場合は少し違います。
イニングの先頭バッターが『ヒット』で出塁したとします。
そして次のバッターが強い『ショートゴロ』を打ちました。
そのとき『ゴロ』をとった『ショート』はセカンドベースに投げて『ゲッツー』を狙いにいくのが定石となっています。
点をとられないようにするためには、ホームベースに近づかせないようにしないといけませんので、たとえ『ゲッツー』がとれなくても近づいてくるほうに投げてアウトにします(^^)/
そうやって守備側は考えながら守らないといけません!
まとめ
これで野球の基本的なルールと用語の説明は終わります^^
難しいのは『インフィールドフライ』と『フィルダースチョイス』ですかね?笑
野球をしている人でもわかっていない人もいるので、もしわからなくても大丈夫ですが、知っておくと審判が間違っていれば文句言えますよ(´▽`)
野球は奥が深いのでルールや戦術、戦略なんか腐るほどありますが、とりあえずここに書いたものを覚えておくと大丈夫ですので、せっかくなんで覚えちゃいましょうね(^^)/
それではこのへんで失礼します^^
ありがとうございました!!
PS
ここでは基本的なことをわかりやすく伝えるために多少言い方をくずしている場合があり、応用的なことは除外して説明しています。
また野球が上達したい人に向けて毎日Twitterを更新しています。
興味ある方は内容をチェックください(^_-)