【投手】ピッチャーについて

こんにちは!!

ベースボールアカデミー「L・O・S」の代表を務めております元オリックスバファローズ投手の前田祐二です^^

今回は「ピッチャー(投手)」についてお伝えしていきますね。

チームで信頼されるエースになるために大事な大事なお話なので興味のある人はご覧ください^^

エースになるために必要な要素

ピッチャーを真剣にやっている人にとって「エース」っていうのは特別な名前です。

では「本当のエース」っていうのはどういうものなんでしょうか?

人それぞれ「エース像」って違うと思いますが、僕が思う「エース」っていうのは次のような能力をもっている選手のことを言うと思います。

  • チームがピンチの時でも自分の能力を最大限発揮し、チームを勝利に導く投手である
  • 彼/彼女が投げれば勝てる!という雰囲気がある
  • チームからの信頼がある
  • ピッチャーをしたら誰にも負けてないという自負がちゃんとした理由付きである投手である
  • 人一倍練習熱心、研究熱心で常に向上心がある
  • 自分の世界を持っている

もっとありますが重要なことはこれくらいなので、ひとつずつ経験談をもとに説明していきます^^

チームがピンチの時に自分の最大限の能力を発揮できる

これは言いかえると「追い詰められても委縮せずに自分の能力の100%以上をここぞというときに発揮することができる」ということです。

メンタルといってしまえば簡単に言い過ぎですが、プロ野球の楽天が優勝したときの田中投手を例に出して説明します。

楽天に所属していた時の田中投手

楽天が優勝したときの「エース」といえば誰に聞いても「マー君」と答えるくらいあの年の田中投手は神がかってました(^^;)

そのシーズンの田中投手の成績は24勝0敗1セーブです。。。笑

その優勝を決める最終戦に前日先発した田中投手が抑えで出てきたときは全身に鳥肌がたったのを覚えています。

シリーズの短期決戦での投球はシーズン時の何倍もの負担が体にかかるので、先発した次の日にいつもどおり投げることなんか普通はできません。

それでも抑えででてきた田中投手は150キロ以上のストレートをバンバン投げて力でねじ伏せました(^^;)

あれこそ「エース」の理想像だなと敵チームながら感動し尊敬したのを覚えています。

チームが絶対に勝たないといけない状態で100%以上の力を発揮できるとはまさにこういうことです。

この年は僕はオリックスで先発ローテーションを守っていたのですが、一度ローテが重なる予定がありました。

そのときにチームの先輩(今でも活躍されている有名選手)から「祐二、どんまい。1敗確定やな。笑」って言われたのを覚えています(^^;)

ずっと1軍で活躍されているプロの選手が言うくらいですから、それくらい神がかっていたんですよ。

まあ結局雨でローテがずれて投げ合わなかったんですけどね^^

では田中投手はなぜシーズンを通してこういうピッチングができたんでしょうか?

集中力のなせる業

実際に本人に聞いたわけではないですが、あれを同じプロ野球選手の立場で実際見ていて感じたのは、田中投手が球場を包んでしまうくらいの「恐れるくらいの集中力」を持っていたということです。

これを「ゾーンに入る」というんですが、僕も何回か経験したことがありますが集中力が研ぎ澄まされると周りがスローに感じたり、声が鮮明に聞こえたりします。

自由にゾーンに入れる人はまずいないとは思いますが、経験から推測すると本当に一つのことに集中できると「ゾーンに入る」ことができます。

なので結論として【集中力を極限まで高め、一つのことに集中できる】と100%以上の力が発揮できると言えるでしょう。

あいつが投げると勝てる!という雰囲気がある

これは1番最初の印象と、継続して結果をだすことで得ることができます^^

まず誰でもチームで1番最初の登板というものがありますが、そのときに雰囲気にのまれることなく自分の持っている能力を出し切ることができれば、「お!」っと思われるので、チャンスがめぐってきたら1発勝負の気持ちで全力で失敗を恐れずに投げましょう!!

この「失敗を恐れない」というのがマジで大事なんで!

とりあえず初登板のときは結果よりも楽しく投げることです^^

だってできることもそんなないでしょうしね(^^;)

経験がないんですから。

だから失敗して当たり前!

じゃあ楽しむしかないでしょう^^

2回目以降は常に向上心をもつこと

初登板で印象付けれたら、そこからは「えいやー」で投げていたらダメです。

成長を見せつけないといけませんからね。

ということは、考えて野球をするしかありません^^

たとえ打たれてもその試合でダメだったところを考えて、その答えがわからなければ監督やコーチに聞きましょう。

聞くことは恥ずかしいことではなくて、むしろ逆です。

「なんて向上心のあるやつなんだろう」

って思ってもらえます。

ここで注意しないといけないのは、『過去に言われたことがあることを聞き返すと逆効果になる』ってことです。

一度失敗したことを繰り返さないように、常に考えて向上心を持って投げていけば、チームからも首脳陣からも信頼されて『本当のエース』に近づいていきますよ^^

チームから信頼されている

信頼されるって実は簡単なようで難しいんです。

実際結果を出していても態度が大きかったりしたら誰もついてこないし、結果も態度もちゃんとしていてもそれが気に食わなくてひがんでくるやつもいます(^^;)

本人というか監督やコーチにも問題がありますが、そういうひがんでくるやつはほっておくか、対話して解決するかしか方法はありません。

そういうやつすら取り込めるくらいの選手は「カリスマ」って呼ばれる存在の選手ですね^^

では「カリスマ」までもいかなくても信頼される選手にはどうやってなれるんでしょうか?

結果と思いやり

結果はいうまでもなくチームの助けとなる活躍を常にできるよう心掛けることですね。

では思いやりとは?

ピッチャーをやっていたら味方にエラーされることもしばしばあります。

そこでいつも苛ついてしまったり、その選手を責めたり、そういうことをしなくてもそこからピッチングが崩れてしまったりすると信頼は得られません。

エースたるものエラーをされても「どんまい!もう一回打たせるからな^^」って気遣えるくらいの余裕が欲しいです。

すると味方もやる気が出ますし、チームの士気を上げることができます^^

そうやって自分のことだけじゃなく周りを見渡せる心の広さが必要です。

前田の高校時代

僕の高校時代は1試合のチームエラー数は平均で4~5個でした(^^;)笑

勝てないって思うでしょ??

意外と勝ってたんですよ^^

それはピッチャーをしていた選手全員が守ってくれていた野手に気遣いできたからです。

エラーを引きずる選手がほとんどいなかったので大事なところでは堅い守りを発揮していました。

ですが僕は最初から気遣いできたわけではありませんでした。

高1の秋からエースの称号はもらってましたが、最初のほうはエラーでイライラして四球をだして自滅するパターンが多かったんですよ。

ところがある時気づきました。

「俺がショートやセカンドを守っても彼らよりも上手くないぞ」と。

ということはイライラする権利は僕にはないんですよ。

だって自分でもできないんだから(^^;)

中には内野も外野もできるっていうピッチャーもいるかもしれませんが、こういうことに自分で気付いて気遣いできる選手になりましょうね^^

ピッチャーをしたら誰にも負けてない自負がある

これは僕が一番大事にしていた気持ちです。

チームの中でピッチャーをしたら他の誰にも負けていないという自負があることはエースなら持たないといけない気持ちです^^

でもただ持っているだけでは自意識過剰の残念な選手かもしれませんので、ちゃんとした理由がないといけません。

勝率、奪三振数、ピンチでの被打率の低さ、コントロール

ピッチャーで1番大事なのは勝率です。

負けない投手は最高の投手です。

なので田中投手はすごいんです。

自分は他の投手よりも負けない、打たれない、点を取られない、っていうちゃんとした結果があるなら自信を持っていいですよ^^

ではないピッチャーはどうしたらいいのか?

コントロールを良くしましょう。

軸足の安定感とリリースの感覚を一定にする練習をするしかありません。

今は詳しい方法は省略させていただきますが、僕が直接教えている生徒や、オンライン指導している生徒にはまずはここを徹底的にレクチャーします。

オンライン指導なら見れますので興味があればコメントください^^

練習熱心・研究熱心

言葉のとおりですが、練習は手を抜かない、上手くなるためにはどうすればいいのかを常に考えて練習をしているピッチャーは能力も高くなりやすい傾向があります。

逆に何も考えずにただ投げているピッチャーは多分無理ですね(^^;)

なぜそんなことが言えるのか?

ピッチャーは繊細な生き物

ピッチャーっていうのはものすごく感覚で生きています。

指先、爪の伸び具合、湿度、マウンドの傾斜、土の柔らかさ、マウンドからの景色、歩幅、など少しでもいつもと違うと「ん?」って違和感を覚えます。

それくらい繊細な生き物なんです。

だから練習の時から常に考えていないと、色々なことに対応できなくなって最悪な結果を出してしまったりします。

自分の感覚を知っておくことが大事なので常に研究すること、練習することが大切なんです。

覚えておいてください。

自分の世界を持っている

これこそ感覚的な話になるんですが、僕がプロ野球で出会った偉大なピッチャーは自分の世界っていうのを持っていました。

金子千尋投手、平野佳寿投手、馬原孝弘投手など結果を残してきている投手は雰囲気が独特で、そこに飲み込まれていくような感じがあります。

これは先ほど言った研究熱心のところの究極系なんじゃないかと今になって思います。

自分の感覚を研ぎ澄ましていけば勝手にそういう世界を持てるんじゃないかと思います。

その世界がないピッチャーは一時的ではありますがゾーンに入れば自分の世界は持つことができます。

僕は結局自分の世界を持てていなかったと思いますが、集中してゾーンに入ることで相手バッターを自分の世界に引きずり込んで抑えていました。

まずは集中すること。

そして練習し色んなことを研究することです。

まとめ

「本当のエース」になることはそんな簡単なことではないかもしれませんが、あなた自身の「エース像」に向かって一歩ずつ前進していってくれればいいと思います。

その過程で僕の言葉が少しでも役に立ってくれればと願っています^^

最後までお読みくださりありがとうございました。

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